ジャニヲタのひとりごと

どこにでもいるジャニーズヲタクがいろんなことを忘れないように書きます

素晴らしき美の暴力(映画ハルチカ)

開設してから使っていなかったはてなブログをやっと使います……!

アルバイト終わりにダッシュして、映画ハルチカを観てきました。
高校時代、放送部でテレビドラマを制作していたので、ただのヲタク観点だけではなく、放送部員としての観点でも感想を書き記したいと思います。



の使い方がすばらしかった!!
テレビドラマを作ったことがある人間としては、BGMをどう使うか、環境音をどう使うかはポイントでもあります。
特にハルチカでは無音の使い方が印象的でした。
作中の音楽(BGM、吹奏楽部が演奏する曲など)はもちろんよかったのですが(監督が、主役は音楽と話していたのがよくわかった)、とにかく注目してほしいのは無音のシーン。
無音ときくとBGMがないシーンと思われるかもしれないのですが、私が言っているのは本当の無音です。
全く音がない。
ネタバレなく説明するのが難しいのですが、ハルタとチカの会話に、
「自分たちのまわりにはたくさんの音があふれている」みたいなのがあって…。
そのシーンの後なので、ハルタ一人のときの無音がめちゃくちゃこころに響く。
そしてその無音がまためちゃくちゃ長い!
あまりにも長い無音のシーンには違和感が出るのですが、そんな無音の違和感を、この主演はかき消すことが出来るんだなぁ。

美の暴力に勝るものはない。

本当に思った…。
主演が佐藤勝利くんと橋本環奈ちゃん、この2人でなければならなかった理由はここにあってもいいんじゃないかなと個人的に感じました。


映像面で言うと、長回しの力。
引き&定点での長回し
他の方のレビューを見ると酷評されていたものもあったのですが…
わたしは!!とても効果出来だと思いました!!!!!!
吹部全員が一度に見える!
カットがないのでよりリアル!
学生時代の部活動を思い出したよ!!!!ドキドキした!!!!!!!
緊迫感を出すならカットをもっと細かくするのもよかったのかもしれないけど、わたしはこのシーンで長回しの新たな魅せ方を学びました。

あとは映像作品であることを活かすことの大切さ。
これも賛否両論でしたが、ラストシーンにセリフがない!
表情が全てを物語っていた。わたしはそれでいい、それがいいと思った。

美の暴力を感じた。
最後にガツンときた。思わず涙がこぼれた。
佐藤勝利くんと橋本環奈ちゃんはただ美しいだけじゃない!!
表情がいい!!!
それが最後に活きてた!!!!
そう思いました。

主演の演技力は抜群だとは言えないかもしれないけど(わたしは好きですよ)、周りを固める役者との相乗効果はあったと思った。
フレッシュな主演だったからこそ、ハルタとチカ2人のぎこちなさがよく伝わる。
それが切なくもどかしく良い色を出していると思った。
そして、そこに加わる周りの役者たちの安心感。
知識がなくて上白石萌歌ちゃんしか認識できなかったのですが…(ごめんなさい)
特にヤンキーの子がよかった~緩急上手で物語に華(ってガラじゃなかったけど)を添えてた!!


最後に話はそれるけど、ヲタク的観点。
草壁先生の、
「少し目線をあげれば仲間がいる。一人で抱え込まなくていい。」
この言葉がハルタだけでなく、SexyZoneの佐藤勝利くんにとどいていてほしいと心から思いました。


まさに青春
失敗しても何度でもやり直せる。
青春を懐かしむ世代、青春の真っ只中の世代……すべての人に見てほしい作品です。

今だから、佐藤勝利くんと橋本環奈ちゃんだからこそできた、すばらしかったよ!
今後の2人にも注目していきたいです。
映画ハルチカに出会えてよかった。
ありがとうございました。

あ、スクリーンは二人の美に耐えました!!!!
頑張ったねスクリーン!!!!